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9月24日の航空法施行規則の一部改正について 係留ドローンに対する許可・承認申請の緩和

1ヶ月もご無沙汰してすみませんでしたっ!

 

休んでる間に、この記事のアクセスがめっちゃ増えてて何が原因なんだろう?と思ったりしておりますが

いよいよ2022ドローンライセンス制度の概要が見えてきた! – 大阪発 国土交通省認定ドローン検定指定校 GARDENZドローンスクー

 

今回は、航空法関連の記事をアップしていきましょう

 

 

元ネタはこちら

報道発表資料:航空法施行規則の一部改正を実施しました! ~ドローン等の飛行規制を一部緩和します!~ – 国土交通省

 

〇 ドローン等の飛行に係る許可・承認の見直し

1)十分な強度を有する紐等(30m以下)で係留し、飛行可能な範囲内への第三者の立入管理等の措置を講じてドローン等を飛行させる場合は、以下の許可・承認を不要としました

・人口密集地上空における飛行 (航空法第132条第1項第2号)
・夜間飛行 (法第132条の2第1項第5号)
・目視外飛行 (法第132条の2第1項第6号)
・第三者から30m以内の飛行 (法第132条の2第1項第7号)
・物件投下 (法第132条の2第1項第10号)

 

2)ドローン等の飛行禁止空域の見直し 煙突や鉄塔などの高層の構造物の周辺は、航空機の飛行が想定されないことから、地表又は水面から150m以上の空域であっても、当該構造物から30m以内の空域については、無人航空機の飛行禁止空域(規則第236条第1項第5号)から除外することとしました。

 

 

2件ありますね。

 

まずは、「十分な強度を有する30m以下の紐等で係留」され、「第3者の立ち入り禁止の措置を講じた」ドローンを飛行させる場合、許可承認が一部不要になるとのこと。

 

今回はタイトルにあるように規制緩和です。

どっかのコメント欄に緩和じゃなく強化だとか、利権だとかいろいろ書いてありましたがどこ見てるんでしょうか。

 

今のドローンって紐等で係留する仕様になってないんですよね。どこにつけるのか。アタッチメントが発売されたとして、それでもいいのか?つなぐ場所によってはプロペラを巻き込む恐れがあり、とても危ないんじゃないか、と思っています。ずっとテンションをかけたままにすることが出来たりするといいのかもしれませんが、それではドローンの動きを制限することにもなりかねず、業務や安全に支障が出たりしないかな?とも思ったりしちゃいます。

 

ちなみに、どんな紐(的なもの)を使ったらいいのか仕様も決まってなく、太さや強度なども発表されてないようです。

 

落下防止措置を求めるのはいいのですが、求めずぎて本末転倒な施策になってしまわないか心配ですね。

このあたりは、ライセンス制度になる前の緩和策というような気がします。

 

今、ドローンは誰でも買えてしまって、知識やスキルがなくても勝手に飛ばせてしまえます。そのことが事故やトラブルのもとになっていて、仕事で正規に使いたい人がいろんな手続きでめんどくさいことになっているのではないかなーと思ったりします(という声を受講生さんからよく聞きます)。

 

 

2件目は次回やります(笑)

 

 

2020年度 ドローン事故一覧から見る最近の動向について(国交省への報告のみ)

実は先日、国交省航空局の職員の方が当校に研修に来られました。

 

3級講座+基礎技能講習を受講頂いたのですが、空き時間にいろいろお話させて頂いて、どれもとても興味深い内容だったのですが

 

「突風による事故は春と秋に多いんですよ。まさにさきほど清水さんが言ってたことと同じです」

 

とおっしゃってくださって。

 

私は突風による事故について、春と秋は突風が吹きやすいので注意してください、と話しをしていますが、統計としてデータが出ていたんですね。

 

で、ちょっと気になって事故統計が発表されてないか調べてみましたらありました。

 

 

 

 

直近の2020年度の事故です。

 

航空局に届けられた事故だけしか載ってません(当たり前)ので、届けられてない事故は感覚的に10倍ぐらいはあるんじゃないでしょうか。

 

許可なしで飛ばしていたり、許可が必要とか知らないで飛ばしていたりする方もたくさんいるのではないかと推測します。

 

上記のデータによりますと、2020年度に国土交通省に届けられた事故の数は70件。

 

そのうち、許可ありが45件、なしが7件、不明が18件でした。

 

不明っていうのはよくわかりませんが、許可承認が必要な場面において、それ無しで飛行させて事故を起こした例が5件ありました。そのうち1件は行政機関。

これら5件は航空法違反になると思われます。

 

 

事故原因の2位は通信関係のトラブル、では1位は?

2位はノーコンや電波のトラブルですが、1位は41.4%の29件で操作ミスによる接触等で墜落です。

 

どこに当たるかと言うと、樹木や電線、外壁等がほとんど。

 

枝とか電線は見えにくいんですよ。枝はモニターには写りにくいし、障害物センサーもキャッチしにくい。

 

電線はバックの空や森と同化して、こちらも見にくいので、僕もなんども当たりそうになった経験があります。

 

ここ、気をつけてください。

 

 

 

飛行させた者の内訳は、民間企業が80%以上

  • 事業者:25(35.7%)
  • 建設事業者:3(4.3%)
  • 空撮事業者:3(4.3%)
  • 農業関連事業者:18(25.7%)
  • 行政機関:2(2.9%)
  • 地方自治体:1(1.4%)
  • 個人:18(25.7%)

ざっくりいうと民間企業が70%、公務員が4.3%、残りが個人って感じでしょうか。

 

 

建設、空撮、農業だけカテゴリ分けして、他はひとくくりってことは結構バラバラなんでしょうね。で農業だけ突出しているのは、産業用ドローンを使っているからだと思われます。建設・空撮はDJI使っているので安定してるんでょう。使用機種もすべて載ってますので興味のある人は見てください。

 

また、個人でも6件、業務のため(農薬散布や外壁点検)飛行させていたということですので、これも加えると業務が80%超えます。

 

ということで、2020年度のドローンによる事故データを分析してみましたが、やはり空撮・建設・農業はドローンの活用が進んでいます。

 

事故の報告は喜ぶべきことではありませんが、ドローンの活用が進むにつれて事故も増えていくことは想像できることかもしれません。出来るだけ安全に、もし操縦不能になったとしても人に危害を加えることなく安全に着陸出来るよう、皆さんのスキルアップが大切です。

 

私も毎回同じことを伝えてますが、とにかく安全に、大きくスティックを動かさず、少しずつゆっくり飛行させましょう。

そして天候や風をチェックしそれらを頭に入れながら、少しでも風が出てきたら慌てずに降下させることが大切です。

 

 

 

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建設業界におけるドローンの利活用がいよいよ本格化してきたかもしれない

 

実は、僕の社会人キャリアは建設業でスタートしました。

 

建設業というのは幅が広い業界で、ゼネコンからサブコン、住宅、土木建築など、その中でも業界に分かれていて、ひとくくりに建設業と言っても業界が違えば全然話が合わないのも事実。

 

そんなわけで働く人も多く、今でも業界で働く人数(従事者数)は1,2を争っているのではないだろうかしら?(20年ぐらい前は1位でした)。周りを見渡してみたら、「近所のおっちゃんが建設業」とか「友達のお父さんは建設業」とか、そんな感じでいらっしゃるのではないかな?と思います。

 

僕は30歳手前で独立したのでその後は働くことはなかったですが、まぁあんまり変わってないと思うのでだいたいわかります。

 

ちなみに大型クレーンのクレーン運転士、移動式クレーン(ユニック車)、足場、玉掛、なんかも免許としては持っています。

 

はい、そんな建設業界にドローンを使ったDXが押し寄せているという噂を聞いたので、ちょっと考えてみたいと思います。

 

 

ドローンのメリットは、高所でカメラが自由に動き回る事ができること

 

建設業では人が高所に上がるためには、高所作業車か足場を組む必要がありますよね。足場工事って結構(コストが)高いんですよ。一度組んだら終わるまで(必要がなくなるまで)解体出来ないし、その間リース料が発生します。危険だし。

 

そこで作業が必要な場合は前述のような設備が必要ですが、目視のためだけであればドローンで事が足りますよね。

目視するだけで足場掛けたりはしないかもしれませんが、本当に必要なら工事しますよね?

(目視するだけの場合でも、足場掛けたりするのだろうか?)

 

また、高所から写真を撮影する場合もドローンの方が安全でありスムーズでしょう。

 

そもそも、建設業において高所というのはあまりやりたくないものです。どうしても落下というリスクを考えてしまいます。その点ドローンなら落下しても最悪は機体だけの損害で済みます(めったに落ちませんが)。

 

そのため、電力会社や電源設備を作っている大手メーカー(日立・東芝・三菱など)は既に自社でドローンでの点検業務などを開発しています。

コストも抑えられ撮影もできる。全自動。インターネットに繋がって、まさにデジタルトランスフォーメーション!(→使い方合ってますか?w)

 

 

 

 

中小企業はドローンをどう活用していけばいいか?

 

ドローン活用は何も大手だけの課題ではありません。

 

街の至るところで見ることが出来る建設現場。そこで働くのは中小規模の建設会社さんです。僕がドローンを買った時、建設会社を経営している親戚は「おお、これ欲しかったんだよー」と言ってました。屋根とか外壁を見たかったそうです。ちなみに2年前です。

 

2年前の大阪北部地震の後、屋根点検業務が大忙しだったそうです。どこもかしこもブルーシートで覆われた屋根を見て痛々しい気持ちになりましたが、そんな時もドローンでスピードアップして効率化されたら良かったかもしれませんね。

 

官公庁案件でも最近はドローンの活用を推進しています。

 

これだけ一般化してきたドローン利活用による点検調査業務は、今後もっと進んでいくことと思われます。

 

そういえば、今朝こんなニュースがありました。

係留ドローンは許可・承認不要に | 熊本日日新聞

 

30m以下のワイヤー類で繋いでおけば、ドローンの飛行に許可や申請が必要なケースでも申請不要になる、というもの。

 

これらは手続きの簡略化ですが、きっと利用促進も兼ねているはず。

 

まぁ業者的には30m以下しか飛ばさないってことの方がレアだと思いますので、きっとライセンスの取得促進にもなると思いますが、世の中的にはどんどん進んでおります。

 

 

世界は落下しています。

 

現場でドローンがぶんぶん飛んでいるであろう時代が、もうそこまで来ています。

 

であれば早く始めた方が勝ちです。

 

来年からは免許制度も始まります。

 

僕も業界にいましたので、建設会社さん向けに何か特別なコースが作れないかな、って考えています。どんなのがいいかなー

 

ということでまた!

 

 

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