DJI SPARKは名機だ(った)と思う
少し前にDJIのSPARKという機種を1台買いまして。
(リンク先URLはこちらです https://www.dji.com/jp/spark)
どのショップを見てもフライモアコンボはもう売ってなくて(やはりMAVIC MINI が出るからでしょうか)、機体と送信機のセット+バッテリーを7個ほど追加で買いました。
個人的に、このSPARKというモデルはドローンの歴史の中でも名機だと思っています。
このコンパクトさで、コンシューマー向けのモデルで、3軸ジンバルを積んでてジェスチャーでコントロールが出来て、(実際はそんなに届かないけど)2000メートルも飛んで、150メートルまで上がる。部屋で使っても問題なし!(そんな人がいるかどうか知らんけど)
GDS大阪校が技能講習で使用する講習機材は少し前までTelloとDJI SPARKの併用をしていまして、これにはいろんな理由があるんですが、前回くらいからSPARKだけで行うことにしました。
当校(うち)は都会のドローンスクールがコンセプトですので、実機講習も提携の50名ぐらいの会議室で行っています。部屋の広さは10〜15m四方、高さは3mぐらいです。このくらいのサイズだとMAVIC2やproなどは大きすぎて手に余ります。
Telloを使っているスクールもあると聞いてますが、このプロポ(というかコントローラー)の操作がちょっとラグ(遅延)があるんですよね。プロポと機体の接続はWi-Fiなので遅延が発生するのは仕方ないのですが、ちょっと遅い。体感するぐらい遅い。おそらく0.3〜0.5秒ぐらいはあるんじゃないかと思います。
0.5秒というとそれほど遅いと思わないかもしれませんが、例えば人が歩く速さを時速6kmだとすると、秒速では1.6mです。1秒間に1.6mですから、コントローラーから指を離してから80cmも行き過ぎることになります。実際は数十cmなので、0.3秒くらいかもしれませんが、この微妙なコントロールが効かないのは、かなりストレスに感じてしまいます。
基礎技能講習では、シミュレーターを9時間操作したあとですぐに実機講習を行ってもらうのですが、このわずかな(0.3秒程度の)差が「おや?」というストレスになってしまいます。なんでシミュレーターでうまく出来たのがこれだと出来ないんだろう?って感じてしまいます。
8の字がうまく描けなくなるのはこのためだと思っています。
DJI SPARKに変えた理由
動作遅延の解消
SPARKはDJIの中ではスペックが低い機種です。プロ向けというよりコンシューマー向けの製品で、ドローンではエントリーモデルになります。通信距離もバッテリーの持ちもカメラ性能もDJIのMAVICシリーズと比べれば全然違います。
SPARKは設計上、プロポと機体とを有線ではなくWi-Fiで繋ぐ仕様になっています。
僕はここを別売りケーブルを購入して有線で繋ぐように変えたことによって、画像伝送の遅延は大幅に減りましたし、動作遅延もほぼ解消されました。また、Wi-Fi接続であっても同じWi-Fi接続のTelloほどは遅延がありません。電波の強さの差ですね。
技能講習としての操作性の向上
SPARKは重さが200g以上あって航空法の適用を受ける機種で、DJIから出ているドローンでは先に書いたようにエントリーモデルです。ですので、非常にしっかりとした操作性能を持っています。その操作性はおそらくMAVICシリーズと比べてもそれほど変わりません。ですので、シミュレーターの後で使用する実機としては、それほど違和感なく操縦してもらえるのではないかな、と思います。
DJI MAVIC MINI の登場
ということで、GDS大阪校では最近はSPARKだけを使っているのですが、困ったことに最近、DJIからMAVIC MINI という機種が登場してしまいました(笑)。これはおそらくSPARKの後継機になると思うので、GDS大阪校では、今後このモデルに変わって(変えて)行くかもしれません。とりあえずMINIは1機だけ購入したので、今度の講習会から使っていきたいと思っています。
リンク先はこちら
https://www.dji.com/jp/mavic-mini
その前にドローン検定に機種の登録をしないといけないんですが。。。
MINIのはなしはまた改めて書きたいと思います。
ではでは。
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